保有株式数に応じて、「クオカード」もしくは「JCBギフトカード」が贈られます。
保有株式数 | 優待内容 |
500株以上 | クオ・カード1,000円分 |
1,000株以上 | JCBギフトカード3,000円分 |
5,000株以上 | JCBギフトカード4,000円分 |
10,000株以上 | JCBギフトカード5,000円分 |
◆贈呈時期
定時株主総会終了後の6月下旬の発送となります。
2025年5月2日
各 位
所 在 地 大阪府岸和田市土生町1丁目4番23号
会社名 フジ住宅株式会社
代表者名 代表取締役社長 社長執行役員 宮 脇 宣 綱
(コード番号 8860東証プライム市場)
問合せ先 常務執行役員 IR室長 野口恭久
(TEL 072-437-9010)
中期経営計画の策定に関するお知らせ
当
社は、本日開催の取締役会において、2025年度を初年度とする「中期経営計画(2026年3月期 ~ 2028
年3月期)」について決議いたしましたので、お知らせいたします。
不動産業界では、地価の上昇が続くなか、建築資材価格や人件費の高騰により、新築住宅の供給コスト
は一段と上昇し、さらに、日本銀行による政策金利の正常化に向けた動きも進み、不動産事業者にとって
の経営環境は一層の厳しさを増しております。
一方で、景気の持ち直しや賃上げの進展が住宅取得意欲を下支えしており、不動産市場全体としては底
堅く推移しています。特に、新築住宅の価格高騰により中古流通市場が活況となり、賃貸住宅等投資用不
動産市場も好調に推移しております。
こうした市場環境の変化を踏まえ、当社グループでは、事業ポートフォリオの最適化と安定収益基盤の
強化を目的とし、「ストック型事業の拡充」を中核に据えた中期経営計画(2026年3月期 ~ 2028年3月
期)を策定いたしました。
本計画では、5つの事業分野の連携によるシナジーを最大化しながら、提案力・商品力のさらなる向上、
DX や生成 AI を活用した業務革新、及び財務運営の最適化を図ることで、成長の軌道を確かなものにする
とともに、人財育成を通じて、持続可能な社会への実現へ貢献することを目標としております。
当社グループは、今後も持続可能な成長と企業価値の向上を目指し、全社一丸となって本計画に取り組
んでまいりますので、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
なお、本計画の詳細につきましては、別添の資料をご参照ください。
以 上
フジ住宅株式会社中期経営計画
(2026年3月期〜2028年3月期)
2025年5月2日
2025年 オリコン顧客満足度®調査
建売住宅ビルダー 近畿第1位
2025年 オリコン顧客満足度®調査
建売住宅ビルダー 近畿大阪府第1位
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
目次
経営理念
P2
I. 本計画策定にあたり
P3
前計画(2023年3月期〜2025年3月期)の振り返り本中期経営計画で目指す姿当社の競争優位性〜顧客信頼・商品力・バランス経営で安定成⻑へ〜
II. 利益計画
P9
利益計画(2026年3月期〜2028年3月期)
株式上場以降の売上成⻑と今後の見通し中⻑期的な安定性を支えるストック型事業の深化主要財務指標の推移と計画(自己資本比率・ROE・ネットD/Eレシオ) 累進的配当政策による持続的な株主還元
III. セグメント別事業戦略
P15
分譲住宅事業住宅流通事業土地有効活用事業賃貸及び管理事業建設関連事業
IV. さらなる飛躍を求めて
P34
創業者の想いと感謝のかたちサステナビリティ脱炭素社会の実現に向けて人的資本経営健康経営DX戦略
1
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
経営理念
不変の理念を軸に、時代に応じて進化する企業へ
2
社員のため
社員の家族のため
顧客・取引先のため
株主のため
地域社会のため
ひいては国家のために当社を経営する
当社は創業以来、経営の基盤として経営理念を一貫して守り続けてきました。その中でも特に重視しているのは「社員のため、社員の家族のため」です。これは、社員が心身ともに健康であり、安心して働き、人生に満足していることが、
お客様に対して誠実で心のこもったサービスを提供し、社会に貢献できる仕事へと繋がると信じているからです。「住まい」というお客様の人生に深く関わる事業を行う企業として、社員の幸福が顧客満足の源であり、企業の持続的な成⻑の基盤であると私たちは考えています。
一方で、経営理念を実践するための事業のかたちや手段は、時代や社会の変化に応じて柔軟に変革すべきというのが、当社の基本的な考え方です。
これまでも当社は、さまざまな変化に柔軟に対応し事業を進化させてきました。1990年代初頭のバブル崩壊という業界の転換点では、多くの不動産会社が金融支援を断たれ倒産していく中、当社は債務免除を受けず、自力での再建に成功しました。これは、創業者が⻑年かけて築いた金融機関からの厚い信頼に支えられていたからにほかなりません。当社の証券コード「8860」は不動産業界で60番目に上場したことを示しており、現在では業界内で15番目に数えられる企業にまで成⻑しています。
少子高齢化や価値観・働き方・住まいのあり方の多様化など、社会が大きく変化するなかにあっても、私たちは経営理念
という不変の軸を守りながら、柔軟かつ力強い変革を続け、「富士山」のように「日本一愛される会社」を目指して、これからも地域に根ざし、社会に必要とされ続ける企業でありたいと願っています。
▮
経 営 理 念
▮
※本ページの内容は創業50周年を機に産経新聞にて連載された「フジ住宅50年の物語」の一部内容を、本資料において再編集・要約してご紹介しています。
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
I.
本計画
策定にあたり
3
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
(単位:億円)
前計画
(2023年3月期〜2025年3月期)
の振り返り①
I.本計画策定にあたり
4
前中期経営計画では、市況の変化に柔軟に対応しながら事業を展開し、売上高・各段階利益ともに計画を上回る結果となりまし
た。特に2期目以降は契約高が増加し、3期目も安定した成⻑を維持しました。この間、日本経済はコロナ禍から回復する一方、インフレ・金利・エネルギー価格高騰の影響により、不確実な状況が継続しています。不動産市場では新築住宅の購入意欲が減退する一方で、中古住宅や投資用賃貸住宅の需要が堅調に推移しました。こうした変化を的確に捉え、バランス経営を活かすことで、当初の計画を達成することができました。
連結経営成績
1,106
1,170
1,218
1,146
1,203
1,239
2023.3
(1期目)
2024.3
(2期目)
2025.3
(3期目)
売上高
計画
実績
60
68
70
62
72
78
2023.3
(1期目)
2024.3
(2期目)
2025.3
(3期目)
営業利益
計画
実績
57
63
66
57
66
69
2023.3
(1期目)
2024.3
(2期目)
2025.3
(3期目)
経常利益
計画
実績
38
42
44
38
45
47
2023.3
(1期目)
2024.3
(2期目)
2025.3
(3期目)
当期純利益
計画
実績
8.4%
9.3%
9.0%
ROE(実績)
売上高・利益ともに計画比を上回り、ROE水準も安定。中期3か年で収益構造をより強固に。
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
前計画期間中売上計上済みの主力プロジェクト一覧
5
ブランニードタワー城東中央19F50邸2022年4月27日に完成引渡
ブランニードタワー⻑居ガーデンスクエア 20F111邸2022年10月7日に完成引渡
ブランニード河内小阪12F66邸2022年12月9日に完成引渡
アスモタウン東岸和田
(大阪府岸和田市144戶)
アフュージアシティ甲陽園
(兵庫県⻄宮市85戶)
ブランニード八尾桜ケ丘1丁目13F48邸2024年3月29日に完成引渡
シャルマンフジ堺駅前フロンティアテラス15F 57邸2024年3月29日に完成引渡
シャルマンフジ和歌山市駅レジタージュ14F82邸2023年12月15日に完成引渡
オールシティII
(大阪府和泉市44戶)
ブランニード河内永和13F38邸2024年5月17日に完成引渡
ブランニード水無瀬14F53邸2024年4月12日に完成引渡
シャルマンフジ和歌山駅ステーションネクスト14F65邸2024年5月29日に完成引渡
ブランニード大今里15F 98邸2024年7月31日に完成引渡
ブランニード尼崎立花15F78邸2023年10月31日に完成引渡
前計画期間中はマンション・戶建ともに大規模案件が順調に推移
※本ページは主要現場の販売開始時点の資料掲載物件を中心に構成しています(一部イメージ含む)
アフュージアシティ香里園
(大阪府枚方市125戶)
アスモタウン泉佐野上瓦屋
(大阪府泉佐野市62戶)
エアーズシティ
(大阪府堺市163戶)
前計画
(2023年3月期〜2025年3月期)
の振り返り②
I.本計画策定にあたり
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
6
「選ばれやすさ」をかたちに価格訴求型「S・O・U」と、平屋デザイン住宅「HIRANAGI」を新展開。暮らしやすさと意匠性を両立。50周年記念マンションプロジェクト創業半世紀への感謝を込めた記念事業。時代にふさわしい価値を提供する挑戦的プロジェクトで当社ブランド力を強化。地域とつながる拠点でブランド価値を深化地域に根ざした営業拠点としてフジ住宅和泉店をリニューアル。顧客接点の質を高め、最適な住まいの提案力向上を推進。
本町リバーサイドビル屋上
創業50周年 産経新聞5回連載広告「フジ住宅50年の物語」の掲載
JR天王寺駅構内
主なDX推進の実績
新商品・ブランド戦略によるサービス革新
企業ブランドの強化施策
大型企業広告看板を設置(大阪市内)
なんばコックドールビル屋上
詳しくは
「フジ住宅
50
年の物語」
をご覧ください。
スポーツエールカンパニー2025
6年連続認定でBronze認定
テレワーク推進賞
3度目の受賞で
特別賞受賞
契約手続きのオンライン化により、業務効率と顧客対応力を大幅向上契約書管理の電子化により、ペーパーレスと即時発行を実現プラン決定のクラウド対応により、提案精度と打合せ効率を向上サイバー攻撃対策を強化し、情報管理の信頼性を向上施工現場の情報共有を効率化し、品質管理と納期遵守を両立
DX導入により業務効率・顧客満足・品質を向上
商業エリア中心にて認知度最大化
オフィス街でのブランド想起向上
駅利用者への反復接触で信頼感醸成
2025年オリコン顧客満足度
®
調査
近畿第1位・大阪府第1位をダブル受賞(近畿5年連続/大阪府6年連続)
2025年 オリコン顧客満足度®調査
建売住宅ビルダー近畿第1位
2025年 オリコン客満足度®調査
建売住宅ビルダー近畿大阪府部門第1位
健康経営優良法人2025
8度目の認定
前計画
(2023年3月期〜2025年3月期)
の振り返り③
I.本計画策定にあたり
主な表彰・受賞
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
本中期経営計画で目指す姿
I.本計画策定にあたり
地域密着型経営と高い顧客満足度
健康・安心・高性能を備えた商品力
ストック型事業による安定収益
多事業展開によるネットワークを活かした用地情報収集力
住まいに関するあらゆるニーズに応える事業多角化と、部門連携による柔軟な対応力
▮
時代のニーズに応える商品と、顧客一人ひとりに最適な提案を届ける応対品質の向上
▮
フロー型事業(販売)とストック型事業(賃貸管理)を最適に組み合わせ、⻑期安定した収益基盤を築く
▮
業務改善・DX・生成AIを通じて、業務生産性の向上と、働きがいのある職場づくりを両立する
▮
資本構成・利益還元・在庫戦略の最適化による財務の健全性と効率性の両立
▮
社会課題に事業を通じて応え、地域社会への貢献を深める
7
•少子高齢化及び単身・シニア世帯の増加•健康志向・安心志向の住まいニーズの拡大•働き方・住まいのあり方の多様化
社会
•住宅取得支援策の継続•省エネ基準義務化、ZEH・BELS評価の推進•不動産関連税制の変動リスク
制度
•ZEH・スマート住宅・再エネ設備の普及促進•生成AI・クラウド基幹システムの業務活用拡大•IT・DX導入による業務効率と教育支援の高度化
技術
•政策金利の段階的引き上げ•資材価格・人件費・土地価格の高止まり•顧客層の購買意欲の二極化
(
実需
・
投資
)
経済
外部環境の
中⻑期トレンド
一人でも多くの社員が経営理念を理解し、実践すること。
それが、生産性・収益性・信頼性・持続性といった企業価値を高めるすべての源泉です
。
当社の強み
本中期経営計画で目指す姿
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
当社の競争優位性
〜顧客信頼・商品力・バランス経営で安定成⻑へ〜 I.本計画策定にあたり
8
多様な事業ポートフォリオとバランス経営
顧客満足度の高さ
23%
39%
28%
9%
1%
27%
25%
25%
21%
2%
多事業展開による経営資源の柔軟な配分と、環境変化への高い対応力
市況とニーズの変化に応じた、事業注力度の柔軟なシフトと迅速な意思決定力
フロー型とストック型を組み合わせた安定した収益構造
豊富な用地情報を一元管理し、事業間連携によって横断的に活用できる体制
顧客ニーズや市場特性に応じて、売却・賃貸等の最適な出口戦略を設計できる体制
健康と安心を兼ね備えた商品力
2025年オリコン顧客満足度®調査において
近畿第1位・大阪府第1位をダブル受賞
2025年オリコン顧客満足度®調査建売住宅ビルダー近畿第1位2025年オリコン顧客満足度®調査建売住宅ビルダー近畿大阪府第1位
最高レベルの耐震等級3と制震設計
24時間きれいな空気
「炭の家/ピュアエア」
土地有効活用事業
賃貸及び管理事業
分譲住宅事業
住宅流通事業
建設関連事業
ストック型事業は「利益の核」として、当社の持続的成⻑を支える基盤
セグメント別の構成比(売上高・営業利益
※
)2025年3月期
≪バランス経営の強み≫
「住まいへの想い」に応える提案力が、満足度No.1の理由
見えない空気・見えない揺れにこそ、確かな備えを
内側:セグメント利益構成比外側:売上高構成比
5〜6等級
最高等級
最高等級
最高等級
最高等級
最高等級
※セグメント間の内部取引高を含めて表示しております
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
II.利益計画
9
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
7,200
7,300
8,200
5,700
5,300
6,200
3,700
3,500
4,100
1,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,000
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
営業利益
経常利益
当期純利益
経常利益・当期純利益は3期目に回復
126,000
127,200
131,900
123,000124,000125,000126,000127,000128,000129,000130,000
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売上高
■ROE・自己資本比率❚
自己資本比率は30%以上の推移を想定し財務健全性を確保
ROEは調達金利及び人件費増加の影響を織り込み、第2期には一時的に6%近辺まで低下を見込む
一方で、自己資本の蓄積が着実に進み、売上拡大と収益性の改善により、第3期以降は回復基調に転じる見通し
在庫水準及び有利子負債の適正管理と自己資本の積み上げにより、ネットD/Eレシオは漸減
自己資本比率は安定推移し、健全な財務体質を維持
利益計画
(2026年3月期〜2028年3月期)
II.利益計画
10
2028年3月期
(3期)
2027年3月期
(2期)
2026年3月期
(1期)
131,900127,200126,000
売 上 高
8,2007,3007,200
営 業 利 益
6,2005,3005,700
経 常 利 益
4,1003,5003,700
当 期 純 利 益
6.6%6.0%6.6%
R O E ( 予 想 )
25%以上
自 己 資 本 比 率
■連結売上高❚
3期連続で過去最高を更新予定、安定した成⻑基調を維持
賃貸管理によるストック型収益は、年約7%の成⻑で安定した収益基盤を形成
分譲住宅・住宅流通・土地有効活用などフロー型収益も堅調に推移
分譲マンションは3期で9棟竣工・約850〜900戶弱の引渡しを計画
各セグメントが堅調に推移し、第3期には売上高1300億円を超える成⻑軌道へ
■各段階利益❚
経常利益は第2期に金利負担の影響を受けるも、以降は回復・成⻑軌道へ
採用・育成・定着を一体化した人財投資により、組織力と現場力の強化を図る
広告費は戦略的な効率化を進めつつ、DX投資は計画的に推進
政策金利引き上げの影響は第2期がピーク、第3期は売上高拡大で吸収
■連結業績計画
(単位:百万円)
売上高・各段階利益の計画
本中期計画では売上高が3期連続で過去最高を更新し、利益も安定的に増加する見通しです。人財投資やコスト吸収を経て、ROE・
自己資本比率といった財務指標も安定水準を維持し、成⻑と財務健全性の両立を図ります。
※2027年4月1日以降開始の事業年度から適用される新リース会計基準の影響(オンバランス化等)は、本資料の数値には反映しておりません。
人財投資と収益構造の強化を経て、売上・利益ともに安定成⻑へ
売上高は過去最高値連続更新
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
291
399
522
863
1,217
1,239
1,260
1,272
1,319
当社は株式上場以来、外部環境の変化に柔軟に対応しながら、安定した売上成⻑を継続してまいりました。建築コストや土地価格の高止まり、金利上昇といった外部要因の影響が続く中でも、適正な在庫管理、選択と集中による
投資判断を徹底し、本計画期間では、3期連続で売上高の過去最高更新を目指します。
株式上場以降の売上成⻑と今後の見通し
II.利益計画
11
連結売上高の推移(株式上場以降)
バブル崩壊
リーマンショック
コロナショック
計 画
(単位:億円)
外部環境の変化を乗り越え、売上高3期連続の最高更新へ
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
156
178
200
217
238
259
280
309
315
338
360
15
17
24
25
27
31
34
39
41
46
52
1998.3
2001.3
2004.3
2007.3
2010.3
2013.3
2016.3
2019.3
202
2.3
2025.3
2028.3
■
賃貸及び管理 売上高
■
賃貸及び管理 セグメント利益
中⻑期的な安定性を支えるストック型事業の深化
II.利益計画
本計画期間中は、3年間で約600棟の賃貸アパートの引渡しを計画しており、それに伴って管理棟数の増加と賃貸管理収益の拡大が
見込まれます。稼働率は引き続き97%前後の高水準を維持し、質の高い管理体制によって収益安定性の確保を進めてまいります。
<ストック型事業の賃貸料収入推移>
(単位:億円
)
中古住宅アセット事業開始
サ高住自社保有事業開始
サ高住入居開始
個人投資家向け一棟売
賃貸アパート事業開始
12
計 画
引き続きストック型事業の拡大を進め景気動向に左右されない経営の安定化を図る
鉄骨造のサ高住取扱開始
リノベーションを施したサ高住取扱開始
一棟売・建築請負・中古アセットなどのストック型事業を拡大し、安定収益の基盤を強化
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
2.28
1.64
1.56
1.45 1.41
1.59
1.43
(予想)
ネットD/Eレシオ(倍)※
398
414
443
470
510
546
2020.3 2021.3 2022.3 2023.3 2024.3 2025.3 2026.3 2027.3 202
8.3
自己資本(億円)
24.6%
28.1%
28.9%
30.5%
30.3%
29.8%
30%以上
(予想)
自己資本比率
13
政策金利上昇及び人件費増加の影響を織り込み3期目以降は回復基調に転じる見通し
自己資本の蓄積が着実に進み自己資本比率は30%以上を安定維持
本計画期間
※ネットD/Eレシオ〈(有利子負債ー現金及び預金(定期預金を含む)の期末残高)÷自己資本〉※2027年4月1日以降開始の事業年度から適用される新リース会計基準の影響(オンバランス化等)は、本資料の数値には反映しておりません。
主要財務指標の推移と計画
(自己資本比率・ROE・ネットD/Eレシオ
)
II.利益計画
本計画期間は各段階利益の回復とともに、自己資本が積み上がり、財務指標は安定に推移する見通し
在庫水準を保ちつつ適正価格を見極めた順調な用地取得
更なる在庫水準の適正管理と自己資本の積み上げにより、ネットD/Eレシオは漸減の見通し
地価高騰による用地仕入の厳選と在庫水準の見直し
8.0%
5.8%
9.0%
8.4%
9.3%
9.0%
6.6%
(予想)
6.0%
(予想)
6.6%
(予想)
ROE
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
5.0
0.8
1.3
5.9
1.4
2.6
自己株取得額(億円)
18
20 20
26 26 26 26
27 27 27 27 27 27
30
32
-80-60-40-200204060
101520253035404550
配当金(円)
20.5
31.2
28.5
42.1
25.8
36.3
30.9
40.9
25.1
29.2
23.7
30.0
-80-60-40-200204060
101520253035404550
総還元性向(%)
累進的配当政策による持続的な株主還元
II.利益計画
14
毎年3月31日時点の当社株主名簿に記載または記録された500株以上保有の株主様を対象としております。
基準日時点での保有株数
500株以上 1,000株未満 クオ・カード 1,000円分 1,000株以上 5,000株未満 JCBギフトカード 3,000円分 5,000株以上 10,000株未満 JCBギフトカード 4,000円分 10,000株以上
JCBギフトカード 5,000円分
株主優待の内容
株主還元の推移
株主還元方針
想定下限
累進的配当政策に基づき、減配を行わず、安定的な配当の維持または増配を継続
財務健全性の維持・資産効率の改善に努めながら、成⻑投資と両立した持続的な株主還元を推進
自己株式の取得は、株価水準・財務状況・事業環境を総合的に判断し、機動的かつ柔軟に実施
株主優待
一株当たりの
年間配当額
(円)
累 進 配 当( 減 配 し な い 方 針 )
当社はこれまで、収益基盤の拡大と財務体質の強化に取り組みながら、15期連続で減配を行わず、安定配当を継続してきました。
2024年3月期には累進的配当政策を導入し、2期連続で増配を実施予定。今後も業績に応じた柔軟な還元を行い、安定配当と企業価値の持続的な向上を目指します。
2期連続増配⇧
15期減配なし 配当維持または増配
増配⇧
自己株取得
15期連続の減配なし・安定成⻑に応じた柔軟な還元を継続
中⻑期的な企業価値の向上と、
株主との信頼関係の深化を着実に図ります
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
III.セグメント別事業戦略
15
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
分譲住宅事業①
業績計画
III.セグメント別事業戦略
TOPIX
16
当社の分譲住宅事業は、戶建住宅と分譲マンションを両軸とし、地域
特性や顧客ニーズに応じた柔軟な戦略を展開しています。戶建分野では、健康性能に優れた「炭の家/ピュアエア」を主軸に、「S・O・U」「HIRANAGI」など多様なブランドを展開。南大阪では価格訴求型商品による効率的な提案、都市部では高付加価値型の自由設計住宅による収益性重視の展開を進めています。また、分譲マンションでは堺市などでの大規模開発や都市型プロジェクトを通じて、安定した供給体制を確立。こうした品質と提案力の積み重ねが、「オリコン顧客満足度®調査(建売住宅・近畿)」で5年連続No.1という高評価につながっています。
分譲住宅事業(3期業績計画)
(単位:百万円)
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売
上
高
38,800
37,500
39,600
セ グ メ ン ト 利 益
1,870
1,550
1,840
38,800
37,500
39,600
1,870
1,550
1,840
-2,000戶-1,000戶0戶1,000戶2,000戶
20,00030,00040,00050,000
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売上高
セグメント利益
本計画期間は、戶建住宅・分譲マンションの両軸で供給を拡大し、3期を通じて堅調に推移。2027年3月期は大型マン
ションの引渡戶数反動減により一時的に減収減益となるものの、2028年3月期には供給が回復し、売上高・セグメント利益ともに回復基調へ転じる見通しです。
(単位:百万円)
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
分譲住宅事業②
地域特性に応じた最適運営
III.セグメント別事業戦略
17
「炭の家/ピュアエア」の自由設計住宅を主軸に、「S・O・U」や「HIRANAGI」を組み合わせることで、価格帯とデザイン性の幅を広げた提案を展開。
設計・仕様の標準化によって業務効率を高めながら、かつ自由度も確保することで、提案力と満足度の両立を図り、販売戶数の拡大を目指します。
地価が高く、土地の有効活用が求められる都市部では、「炭の家/ピュアエア」の自由設計住宅を展開。
用地取得時点での高精度な事前計画と柔軟な設計対応により、限られた敷地でも最適なプランニングを実施。
商品単価・仕様設計にも慎重に対応し、高付加価値提案による収益性の最大化を目指します。
3ブランド活用による提案力と販売効率の最大化
都市型対応による高付加価値と収益性の最大化
顧客ニーズの多様化に応える「3ブランド戦略」〜
炭の家/S・O・U/HIRANAGI 〜
当社の分譲住宅事業では、「炭の家
/
ピュアエア」を主軸とした自由設計住宅に加え、価格訴求型の「S・O・U(ソウ)」、デザイン
性と暮らしやすさを追求した平屋住宅「HIRANAGI(ヒラナギ)」の3ブランドを展開しています。お客様
の多様化するライフスタイルや価値
観に応える商品構成を通じて、ニーズへの的確な対応を図るとともに、業務効率と収益性の両立、そして提案力の
最大化を目指します。
■北エリア
(大阪市内・阪神間・北摂・京阪・東大阪など)
■南エリア
(
堺市・大阪南部・南河内・和歌山北部)
大阪府
兵庫県
地域特性とニーズに合わせた3ブランド展開で、提案力と収益性を両立
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
分譲住宅事業③
3ブランドで支える競争力の源泉
III.セグメント別事業戦略
18
国の住宅性能表示制度で
最高等級の「耐震等級3」を全棟
で実現
。さらに、揺れを抑える制震装置「TRCダンパー」を標準
搭載し、地震エネルギーを吸収・熱に変えて逃がす仕組みを備えています。「倒れない」だけでなく、「壊れにくく、安心して暮らせる」家へ。大切なご家族と住まいを守る構造です。
2025年オリコン顧客満足度®調査において近畿第1位・大阪府第1位をダブル受賞
2025年オリコン顧客満足度®調査建売住宅ビルダー 近畿第1位
2025年オリコン顧客満足度®調査建売住宅ビルダー 近畿大阪府第1位
「炭の家/ピュアエア」は、24時間換気と炭の力を融合した独自技術で、住まいの空気を清浄に保ちます。給気時に微小粒子用フィルターで
PM2.5や花粉などを除去
し、さらに床下の炭層が化
学物質や臭いを吸着。0.5μm以上の粒子を除去し、家中に
ク
リーンな空気を24時間365日
届けます。調湿効果もあり、健康
で快適な住環境づくりに貢献します。
初めてでも安心の家づくり
お客様の「夢」をかなえる自由設計
「健康」という発想を家づくりに込めて
炭の家/ピュアエア
生涯にわたって信頼できる
耐震・制震設計
設計・施工の豊富な経験を活かし、お客様一人ひとりの理想に寄り添う自由設計を提供しています。外観・間取り・内装・設備まで細部にわたりカスタマイズが可能で、
40社超・700種
以上の豊富な選択肢
を用意。設計から入居後まで専門部門
が連携し、快適で個性ある住まいづくりを一貫して支援しています。
最高レベルの耐震等級3
大切な家族に、24時間きれいな空気を
700通りの選択肢から、「わが家らしさ」を
当社は5年連続で近畿第1位、6年連続で大阪府第1位を獲得。お客様からの高い評価をいただいています。
自由設計・空気環境・耐震性能の3本柱で、お客様の信頼と満足に応える住まいを提供
5〜6等級
※
最高等級
最高等級
最高等級
最高等級
最高等級
※全邸でZEH基準に相当する断熱等性能等級5を確保し、希望に応じて等級6にも対応。今後はニーズや市場動向を
踏まえ、等級7の提供も検討。
≪住宅性能表示の等級項目≫
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
分譲住宅事業④
新商品戦略 S・O・U/HIRANAGI
III.セグメント別事業戦略
19
近年のワークスタイルの変化や土地・建築価格の上昇により、住宅に求められる志向は多様化し、価格面への配慮も重要性を増していま
す。当社では、そうしたニーズに応えるべく、2022年11月より新たに「S・O・U」と「HIRANAGI」の販売を開始。品質を保ちながら選択肢を広げる新たな規格住宅です。
「S・O・U」
は、キューブ型の
シンプル
なデザイン設計とすることで低価格帯を実
現し、その上で耐震等級等の基本性能を備え、外装、内装、間取りも豊富なプランの中から選択できる商品です。
「HIRANAGI」は、
家族のつながりを大切にできる平屋住宅。家事動線
が短く、毎日の負担を軽減します。耐震性や空気環境にも優れ、子育て世代からシニア層まで、安心して⻑く住み続けられる住まいです。
和歌山M
odel
H
ouse
可変性のある設計2Fは家族が増えるたび部屋の数も増やすことができ、その時の暮らしやすさに合わせて家の形を手軽に変えられます。
プランが豊富2,016ものパターンの中から、好みに合わせて住まいをプランニング。
お客様のニーズの変化に応える新商品戦略〜S・O・U/HIRANAGI〜
選べる、手が届く、わが家らしいカタチ。
家族の気配を感じながら、ずっと暮らせる平屋。
3LDK+2WCL土地面積:170.85㎡(51.68坪) 延床面積:86.33㎡(26.11坪)
F
loor
P
lan
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
分譲住宅事業⑤
売上計上予定プロジェクト(分譲マンション)
III.セグメント別事業戦略
20
本計画では3年間で9プロジェクト・約850〜900戶弱の竣工引渡しを計画し全社の収益基盤を支えます。
シャルマンフジ北野田ステーションレジデンス
(堺市65戶)
ブランニード阪急水無瀬
(三島郡島本町75戶)
開発中
ブランニード塚本駅前
(大阪市71戶)
PJ名未定
(計画52戶)
PJ名未定
(計画160戶)
2026年3月期(3棟)
2027年3月期(4棟)
2028年3月期(2棟)
PJ名未定
(合計2棟 計画126戶)
開発中
創業50周年記念事業「パークリンクプロジェクト(全2棟310戶)」・1工区:シャルマンフジパーク&リンクス(190戶)→ 2025年4月完成引渡済・2工区:シャルマンフジパーク&リンクスEST(120戶)→ 2027年3月期での引渡予定
シャルマンフジパーク&リンクス
(堺市190戶)
シャルマンフジパーク&リンクスEST
(堺市120戶)
開発中
上記記載の開発中物件は用地確保済みで2027年3月期〜2028年3月期にかけての竣工を予定しています。
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
分譲住宅事業⑥
売上計上予定プロジェクト(戶建住宅)
III.セグメント別事業戦略
21
2026年3月期以降の売上計画に連動する販売中プロジェクト一例
(販売中物件より抜粋)
※掲載物件は現時点で販売中のプロジェクトから広告資料を抜粋しています。※実際の売上計上は2026年3月期以降の予定を含みます。※販売区画数は販売開始当時の総計画区画数となります。
アフュージア島本広瀬
大阪府三島郡島本町(全24区画)
アフュージア巽北
大阪府大阪市(全17区画)
アフュージアガーデン尼崎I〜やすらぎの街〜
兵庫県尼崎市(全11区画)
ファンジュ泉佐野葵町I・II
大阪府泉佐野市葵町(全46区画)
ファンジュ堺北野田III・IV 大阪府堺市東区(全25区画)
レアグラン吹上 和歌山県和歌山市吹上(全36区画)
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
住宅流通事業(3期業績計画)
(単位:百万円)
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売
上
高
24,900
25,500
25,800
セ グ メ ン ト 利 益
420
480
520
24,900
25,500
25,800
420
480
520
20,00030,000
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売上高
セグメント利益
(単位:百万円)
住宅流通事業①
業績計画
III.セグメント別事業戦略
22
リノベーションによる付加価値を創出する「中古住宅買取再販事業」と、賃料収
入と売却益を組み合わせた「中古住宅アセット事業」の両軸により、短期と中⻑期の収益バランスを追求する独自モデルを展開しています。
2024年度の買取再販ランキング
※
では全国8位、大阪府では他社を大きく引き
離しトップシェアを記録。当社の仕入れ・再販力は、地域特性を活かした実行力として外部からも高く評価されています。
今後は、価格を重視する取得層の増加により、市場の活況が続くと見込まれ、
一方で、物件取得競争の激化も予想されます。金利動向や在庫水準を注視しつつ、収益性と回転効率のバランスを高め、収益基盤のさらなる強化を図ってまいります。※2024年7月29日 リフォーム産業新聞買取再販年間販売戶数ランキングより
本計画期間は、中古マンションを主軸に、収益性や市場性を踏まえた商品構成の見直しを進めるとともに、中古戶建住宅
では利益性の高い物件に絞った選別展開を行います。さらに、中古住宅アセット事業では物件取得競争の優位性を活かし、柔軟な販売戦略と在庫水準に留意した慎重な計画により、売上高、セグメント利益は安定的な拡大を見込んでいます。
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
963
936
970
114
80
111
1,077
1,016
1,081
500
1000
2023.3
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
中古戸建
中古マンション
住宅流通事業②
堅調な市場成⻑を背景に、確実な収益確保
III.セグメント別事業戦略
23
近畿圏における中古住宅市場の堅調な推移
物件選別強化と多様な出口戦略を軸に堅実な成⻑を目指す
新築住宅の価格高騰や供給制約を背景に、全国的に中古住宅のニーズが
拡大しています。近畿圏では、利便性を重視する共働き世帯や高齢者層を中心に、中古マンションの選好が定着。高価格帯が中心の新築に対し、割安な中古住宅を求める実需層が市場を支えています。
経済環境に一定の不確実性はあるものの、金融環境が大きく変化しない限
り、地域市場は引き続き安定的に推移すると見込まれます。
中古住宅需要は引き続き堅調であり、市場全体としても拡大傾向にあります。
一方で、競合の増加や仕入価格の高止まりといった外部環境は依然として厳しく、当社としても足元を固めた着実な戦略が必要とされる局面が続いています。
当社では、都市部における「中古マンション」、郊外エリアにおける「中古戶建住
宅」といったエリア特性に応じた販売戦略を展開し、さらに賃貸部門との連携を活かして、保有による賃料収入と再販による売却益のバランスを見極めながら、物件ごとに最適な運用方針を選択し、収益性と回転効率の向上を図っています。
本計画では、市場の成⻑性を的確に捉えつつ、選別仕入・販売構成の最適化
と多様な出口戦略の活用を通じ、慎重かつ堅実な成⻑を目指します。
在庫水準に配慮した多様な出口戦略により、着実な収益確保を図る
中古住宅の販売戶数の推移と計画(戶)
1,100〜1,200戶/年 目安に計画
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
8
10
11
10 10 10 10
12
876
1,098
1,052
946
891
845
848
989
05001000
05
1015
2018.3 2019.3 2020.3 2021.3 2022.3 2023.3 2024.3 2025.3 202
6.3 2027.3 2028.3
中古住宅アセット事業賃料収入
賃料収入(億円)
保有戶数(戶)
■入居者付き物件の
選定と取得
安定した賃貸ニーズの高いファミリータイプを中心に取得
豊富な情報ネットワークで優良物件に先行接触
管理会社や仲介との連携により競争力を確保
空室リスク反映で通常の買取よりも価格交渉が有利
24
住宅流通事業③
ストック型事業の安定成⻑戦略
III.セグメント別事業戦略
中古住宅アセット事業賃料収入は賃貸及び管理セグメントにて計上されております。
収益性と柔軟性を備えたストック型事業の安定成⻑戦略
賃貸部門との連携を活かし、入居者付きの中古住宅を取得・保有しながら、賃料収入と再販収益を組み合わせるストック型モデル
「中古住宅アセット事業」を展開しています。競争が激しい買取再販市場に比べ、当該モデルは参入障壁が高く、出口戦略の多様性やリスク分散にも優れ、収益の安定性向上に寄与する戦略的事業領域として位置づけています。
物件取得の競争優位性を活かし、状況に応じた柔軟な戦略で安定成⻑を図る
■収益物件としての
保有・運用
オーナーチェンジ時点から収益を確保
高稼働・高単価エリアを中心に構成
入退去・クレーム・契約管理まで賃貸管理部門が
一貫体制で対応し運用効率と顧客満足を両立
■付加価値
リノベーション
物件状態・市場ニーズを踏まえた再販に適した工事計画
最新の間取り・設備を導入し、競争力を強化
工事コストを管理しながら、商品力と再販収益を最大化
ステージングで付加価値を向上
■
実需層向け
販売
間取り・設備の刷新により実需層に訴求
仲介などを活用し、早期販売と収益最大化
■ストック資産として
⻑期保有・運用
当社グループの賃貸管理ノウハウを活用
賃貸需要が高い好立地・築浅物件を厳選
賃貸物件として⻑期保有し、安定収益を確保
223
238
186
348
2022.3 2023.3 2024.3 2025.3 2026.3 2027.3 2028.3
中古住宅アセットの販売数の推移(戶)
年間350~400戶
目安に計画
保有1,100戶前後賃料収入13億円程度を目安に計画
■
保有物件の状態や市場環境に応じて最適手段を選択
(入居者退去)
経済環境や物件特性に応じて、
「実需向け」「投資家向け」「自社保有」
など
柔軟な出口戦略の多様化により、
安定性とリスク分散を両立
戶あたり賃料は増加傾向
仕入基準は賃料10万円/月程度
■投資用物件として
販売
再生工事を行わず、現況のまま投資家向けに販売
工期不要により早期の利益獲得が可能
安定収益物件として、インカム狙いの買主に訴求
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
土地有効活用事業(3期業績計画)
(単位:百万円)
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売
上
高
29,600
29,600
30,000
セ グ メ ン ト 利 益
3,019
2,920
3,020
29,600
29,600
30,000
3,019
2,920
3,020
(1,000)01,0002,0003,000
10,00020,00030,00040,000
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売上高
セグメント利益
土地有効活用事業①
業績計画
III.セグメント別事業戦略
セグメント間の内部取引高を含めて表示しております
25
コロナ禍における住環境への意識の変化から住宅業界は活況を呈し、当社におきましても自由設計住宅の引渡し戶数の増加及び分譲マンションの完成引渡しがあったことにより、売上高及びセグメント利益ともに前年同期を上回りました。
賃貸アパートやサービス付き高齢者向け住宅の建築請負、および個人
投資家向け一棟売賃貸アパートの販売を行っています。「日本一愛される土地有効活用事業部」を掲げ、極めて高いリピート受注率と、金融機関などからの紹介による完全紹介制営業により、⻑年クローズドマーケットで事業を展開しています。近年は建築コストの上昇など厳しい環境が続くものの、資産承継や安定運用を目的とした投資家ニーズは依然として強く、一棟売賃貸アパートに対する需要も堅調です。さらに、少子高齢化の進行により、サービス付き高齢者向け住宅の需要も今後ますます高まる見通しです。
本計画期間における売上高およびセグメント利益は、概ね横ばいで推移しており、全体としては堅調かつ安定的な事業運営が続く見
通しです。建築請負については、前期の好調な受注が1期目に反映される一方で、2期目以降は安定的な受注を前提としつつも、外部環境の変化や建築コストの上昇リスクを踏まえた保守的な計画としています。現時点においても受注状況は堅調に推移しており、事業の成⻑性や収益基盤に大きな変動はなく、今後も安定した収益の確保が期待される状況です。
(単位:百万円)
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
110
113
130
125
137
135
48
61
40
29
59
51
0
50
100150
2020.3 2021.3 2022.3 2023.3 2024.3 2025.3 2026.3 2027.3 202
8.3
一棟売賃貸アパート建築請負
土地有効活用事業②
引渡計画
III.セグメント別事業戦略
(単位:棟)
相続・資産承継への関心が高まる中、当社は「安心・安定」を重視した一棟売賃貸アパートの供給を通じて、安定的な収益を見込
める資産形成手段としての商品を提供し、着実に引渡実績を積み重ねています。金融緩和の一巡により投資環境が変化する中にあっても、⻑期的な安定収益や資産の有効活用を重視するオーナー様に対し、今後も確かな供給力でお応えしてまいります。
計画
一棟売3期で
約420棟を想定
建築請負3期で
約180棟を想定
総合不動産業として蓄積した年間2万件の用地情報から、駅近かつ賃料下落リスクの少ない好立地を厳選しています。
引渡計画を支える立地選定から販売までの確かな仕組み
サ高住や単身者向け賃貸、分譲住宅などの複合事業化により、単体では採算が合わない土地も有効活用が可能です。市況変化に応じて保有と売却のバランスを調整し、オーナー様への価値提供と当社の収益確保を両立します。仲介会社との連携や高水準の清掃・管理、365日対応により信頼を獲得し、リピートや紹介につなげます。
相続・資産承継ニーズに応える、安定した一棟売賃貸アパートの供給拡大へ
一棟売賃貸アパート・建築請負引渡棟数の推移と中期見通し
26
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
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土地有効活用事業③
競争優位性
III.セグメント別事業戦略
資材高騰を背景に、コストと収益性のバランスに優れた木造賃貸アパートが改めて注目されています。当社の「フジパレス」シリーズは、戶
建住宅で培った設計力を活かし、初期投資の抑制と収益性・資産性の両立を実現。税務や融資面でも評価され、安定した賃貸経営に貢献しています。
備考坪単価の目安(建築費)構造
仕様に応じて価格に幅はあるが安価約60〜90万円/坪木造(W造)耐火・遮音などでコスト増約90〜120万円/坪鉄骨造(S造)型枠・鉄筋・工期で高コスト約120〜150万円/坪RC造
※
出典:国土交通省「建築着工統計」及び業界各社公表資料・建築コスト情報(
2024
〜
2025
年時点)
RC造鉄骨造木造
評価項目
△ 遅い(47年)○ 中間(19〜34年)◎ 早い(22年)
減価償却スピード
△ 建物評価が⻑期間残存○ 建物評価は中程度に残存◎ 建物評価が早期に減少
土地価値の際立ち
△ 解体コスト大・制約あり○ 一部対応可能◎ 売却・更地転用が柔軟
資産流動性(出口)
△ ⻑期にわたり高負担○ 徐々に軽減◎ 建物減少で軽減早い
固定資産税負担
△ 建物残存価値が障害に○ 中程度◎ 節税+土地残存で高い
投資回収の柔軟性
構造別比較に見る、木造賃貸アパートの優位性
建築コスト
構造別の経済性
フジパレスシリーズ建築事例
フジパレス階段室タイプ
フジパレスシニア
フジパレス戶建賃貸 フジパレス・スリーハーブズ
サ高住運営棟数全国No.1
フジパレス・ロフトタイプ
※設計条件により変動
資材高騰時代に応える、木造賃貸アパートの新たな価値
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当社に寄せられるご相談の多くは資産承
継に関するものです。税制度や市場環境の変化を踏まえた丁寧なヒアリングを通じて、単なる建築提案にとどまらず、オーナー様一人ひとりの「お困りごと」に向き合う姿勢を大切にしてきました。将来を見据えた最適なご提案によって信頼を積み重ね、厚いご縁を築いています。
土地有効活用事業④
「信頼」と「感謝」が広げるご縁の輪
III.セグメント別事業戦略
46%
26%
16%
建替え等その他12%
当社は飛び込み営業を行わず、紹介やリ
ピートを軸に、お客様との信頼関係を何より重視した営業活動を行っています。将来的なトラブルにつながる提案は行わず、事業性に課題がある場合は、プロの視点から丁寧にお断りする姿勢も貫いています。
40%
60%
税理士・金融機関・オーナー様等からのご紹介
リピート受注
ご紹介・リピートを支える信頼重視の営業
「相談ファースト」を貫く、共感と納得のご提案
数字よりも「ありがとう」を成果に
〜数字ではなく、想いで動く〜フジ住宅の営業は、数字を追うのではなく、オーナー様の悩みや願いに真摯に向き合うことを使命としています。
「ありがとう」
をいただく瞬間こそ、私たちの最大の成果
です。
〜「ありがとう」が、私たちの喜び〜お客様に喜びや安心を届けた証として提出される
「サンキューレポート」
。感謝の声
がポイントとなり、社員同士でその数を競い合っています。それは、誇りとやりがいにつながる私たちのモチベーションです。
〜感謝の想いを、仲間と分かち合う〜事務所には、お客様からいただいたお礼状や一緒に撮った写真を掲示しています。目に見える「ありがとう」を、社員全員で共有し、次のご縁につなげています。
紹介が語る信頼、リピートが証す満足。「日本一愛される土地有効活用事業部」を目指して
【受注チャネル構成 】
(2025年3月期)
【ご契約目的の内訳】
(2025年3月期)
資産承継等
収益確保
資産形成
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
賃貸及び管理事業(3期業績計画)
(単位:百万円)
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売
上
高
31,500
33,800
36,000
セ グ メ ン ト 利 益
4,170
4,680
5,230
31,500
33,800
36,000
4,170
4,680
5,230
01,0002,0003,0004,0005,0006,000
20,00030,00040,00050,000
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売上高
セグメント利益
賃貸及び管理事業①
業績計画
III.セグメント別事業戦略
29
フジパレスシニア|サービス付き高齢者向け賃貸住宅
都市部への人口流入や少子高齢化の進行に伴い、賃貸住宅及びサー
ビス付き高齢者向け住宅の需要は今後も拡大が見込まれます。当社は、建物管理・入居者対応・24時間365日対応の専属体制を整え、良質な住環境を提供することで高い顧客満足を実現しています。特に「フジパレスシニア」は、安心・安全なサービスと低価格を両立し、運営棟数で全国トップ
※
の実績を誇ります。建築請負・一棟売賃貸アパートの他、中古住
宅アセット事業とも強い相乗効果を発揮しており、ストック型収益の中核として、引き続き安定成⻑に寄与してまいります。
※高齢者住宅新聞2024年サマー特大号より集計
本計画期間は、賃貸アパート「フジパレス」、サービス付き高齢者向け住宅「フジパレスシニア」を中心としたストック型収益の
拡大を軸に安定成⻑を見込んでいます。売上高は2026年3月期の315億円から、2028年3月期には360億円まで拡大する見通しで、セグメント利益も毎期上昇基調を保ち、最終年度には50億円を超える見通しです。
(単位:百万円)
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
43
54
59
64
66
51
41
60
62
72
78
72 72
77
9
8
11
15
17
24
25
27
31
34
39
41
46
52
賃貸及び管理 セグメント利益(億円)
17,171
19,058
21,319
23,671
25,675
28,098
30,551
32,348
35,187
38,030
建築請負や個人投資家向け一棟売賃貸アパート、分譲マンションの引渡しに連動した管理戶数の継続的な増加により、当社の
ストック型収益基盤である賃貸及び管理事業は着実に拡大しています。セグメント利益は全社利益に占める構成比を高め続けており、中⻑期の収益安定を支えるコア事業としての地位を確立しています。
30
賃貸及び管理事業②
ストック型事業の成⻑
III.セグメント別事業戦略
計画
管理戶数は右肩上がり、10年で倍増へ
利益貢献は高水準で推移
賃貸管理戶数の推移
(単位:戶)
計画
中⻑期の収益安定を支えるコア事業へ― 賃貸・管理の拡大で基盤を強化
2026.3〜2028.3の3年間で8,000戶超の増加を想定
21%
15%
19%
23%
26%
47%
61%
45%
50%
47%
50%
57%
64%
68%
連結営業利益に占める賃貸及び管理 セグメント利益の構成比
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
運営体制物件管理レベル集客力
分業制による
柔軟で迅速な対応
管理品質の
標準化と徹底
仲介業者様との
強力な連携
契約・修繕・巡回を専任が分担。問い合わせへの即時対応で満足度と効率を両立。
全物件で週2回以上の清掃・点検を徹底。対応マニュアルで品質の均質化を実現。
社員が仲介業者様と連携し、空室を即共有。24時間365日対応で成約スピードを向上。
31
5,598戶
6,227戶
7,014戶
7,448戶
8,258戶
8,966戶
176棟
195棟
217棟
229棟
251棟
270棟
2020.3 2021.3 2022.3 2023.3 2024.3 2025.3
サービス付き高齢者向け住宅の運営棟数及び管理戶数の推移
サ ー ビ ス 付 き高 齢 者 向 け 住 宅運 営 棟 数 ラ ン キ ン グ
*高齢者住宅新聞2024年サマー特大号より集計
順位
事業者名
運営棟数
1
フジ・アメニティサービス
256
2 学研グループ
201
3 SOMPOケア
146
4 ヴァティー
121
5 NPO法人ラ・シャリテ
96
6 エクラシアHDグループ
86
7 やまねメディカル
78
8
パナソニック エイジフリー
61
9 創生会グループ
57
10 やさしい手
54
※上記は2024年6月末時点の運営棟数
地域密着で展開するサービス付高齢者向け住宅
高稼働率を支える「3つの力」
関⻄エリアに特化した地域密着型の展開でありながら、当社が運営す
るサービス付き高齢者向け住宅は、2024年6月時点で全国最多となる256棟※の実績を誇ります。「自分の親を安心して預けられる住まい」をコンセプトに、高水準の入居率を安定的に維持。独自の運営ノウハウと現場力により、ご家族や地域から厚い信頼を得ており、当社のストック型収益を支える中核事業として、今後もさらなる成⻑が期待されます。
我々社員と協力業者の皆様が
一丸となって築いた体制が、
安定したストック型収益を支えています。
賃貸及び管理事業③
人と地域に選ばれる、信頼の管理基盤
III.セグメント別事業戦略
地域に根ざしたサービス付き高齢者向け住宅に加え、自社保有・サブリース・分譲マンション管理を軸とした賃貸管理事業により、
当社のストック型収益基盤は着実に拡大しています。97%前後の高水準の稼働率を維持する背景には、仲介業者様との強力な連携、徹底した品質管理、そして社員と協力業者様が一体となった現場力があります。
高稼働・高信頼を実現する地域密着型ストック事業へ
地域密着で築いた管理基盤
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
2,900
2,600
2,800
32
28
65
(130)(50)30
0
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売上高
セグメント利益
建設関連事業(3期業績計画)
(単位:百万円)
2026年3月期 2027年3月期 2028年3月期
売
上
高
2,900
2,600
2,800
セ グ メ ン ト 利 益
32
28
65
建設関連事業
①
業績計画
III.セグメント別事業戦略
32
3
期
2020年1月、鉄骨造・RC造の建築実績を持つ雄健建設グループをパートナー
に迎え、建設分野での協業体制を構築しました。現在は⺠間・公共を問わず、建築一式工事や給排水・外構・解体・リフォームなど幅広い施工に対応し、豊富な実績を重ねています。グループ内でも「フジパレスシニア」の鉄骨造施工や新築分譲マンションの建設など協業の幅を広げており、これらの取り組みを通じて、質の高い建築ノウハウを蓄積してきました。今後も高品質かつ安全な施工を徹底し、適切な工期管理を図りながら、着実に施工体制を強化してまいります。
セグメント間の内部取引高を含めて表示しております
本計画期間の1期目は、フジパレスシニアのリノベーションをはじめ、フジパレスの新築や解体工事など、複数の社内案件が
計画されており、安定した業績が見込まれます。2期目は案件進捗の影響により一時的に減収減益となるものの、3期目にはのれん償却の終了と、受注回復を通じて収益性の向上を図ってまいります。
大阪府東大阪市新築分譲マンション ブランニード河内永和
(単位:百万円)
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建設関連事業②
施工実績
III.セグメント別事業戦略
前計画期間中は、当社グループ内での分譲マンションの新築やサービス付き高齢者向け住宅のリノベーションといった多様な案件に携わり、
協業による施工実績を拡大してまいりました。企画・設計段階からの連携により、コストや品質、工期面での最適化を進め、フロー型・ストック型いずれの事業においても相乗効果を発揮してまいります。
2024年5月17日竣工 RC造 13階建 38邸
33
大阪府東大阪市新築分譲マンション ブランニード河内永和
兵庫県⻄宮市獅子ヶ口町サービス付き高齢者向け住宅
大阪府守口市八雲東町サービス付き高齢者向け住宅
大阪市住吉区我孫子⻄サービス付き高齢者向け住宅
リノベーション
2025年2月3日竣工 鉄骨造 4階建 戶数78室
リノベーション
2025年1月27日竣工 鉄骨造 4階建 戶数77室
2023年1月26日竣工 RC造 5階建 戶数62室
リノベーション
Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
IV.さらなる飛躍を求めて
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Fuji Jutaku Co., Ltd. フジ住宅株式会社(証券コード:8860)
創業者の想いと感謝のかたち
IV.さらなる飛躍を求めて
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「記念日花束贈呈」〜ご家族にも感謝の言葉を伝えたい〜
毎年一回、役職員全員を対象として、対象者の指名する人の誕生日や結婚記念日に、花束、観葉植物、鉢植えの中から対象者が
選んだものをお届けしております。会社の現在迄の発展は、役職員の日々の努力によることは勿論ですが、ご家族様のご支援等のお陰でありますので、その感謝の印として会⻑、社⻑の手紙を添えて贈呈しているものです。この制度は、バブル崩壊後の全社的な経費節減の中でも、創業者(現会⻑)の今井のたっての要望で、発足以来、途切れることなく継続されております。
「親孝行月間」〜感謝をするから、幸せを感じる〜
「一番身近な両親を大切にできない人は、お客様を大切にすることはできない。」「親に感謝し、親孝行をすることで、周りの人を喜ばせる力が養われ、お客様に対しても感謝の気持ち、思いやりの心をもつことが出来る。」
創業者(現会⻑)の今井のこのような考えのもと、在籍する役職員全員を対象に、親孝行の実施を目的として毎年4月1日に金1万円
を支給しております。平成16年から導入しているこの制度は、必ず親孝行のために使用し、その親孝行から得た成功体験を経営理念感想文として提出する社員もおり、その感想文は全社員に共有され様々な感動のエピソードや親孝行のかたちを知る事ができます。
周りの人への感謝の気持ちを育むこと、当たり前のことに感謝する気持ちを育むことは、自身の幸福度を高め、人としての成⻑に繋がるも
のと考えております。
当社では住宅をご購入いただいたお客様全員に「フジ住宅で焼いたパン」をお届けしております。
•
売りっぱなし、建てっぱなしにしない。
•
ご購入頂いたお客様への感謝の気持ちを忘れず、1人でも多くのお客様にパンをお渡しし、喜んで頂きたい。
安心して頂きたい。
•
いつまでもお客様と繋がりのあるフジ住宅でありたい。
創業者(現会⻑)の今井のこのような想いを込めて、パン焼機を11台購入し、パンを焼くスタッフ、宅配スタッフを採用し、毎日、当社
で住宅をご購入頂いた全てのお客様にフジ住宅で焼いたパンをお届けし、非常に多くのお客様よりお喜びの声を頂いております。
「パン宅配」〜本当のお付き合いはお引渡ししてからはじまる〜
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サステナビリティ
IV.さらなる飛躍を求めて
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当社グループは、「社員のため、社員の家族のため、顧客・取引先のため、株主のため、地域社会のため、ひいては国家のために当社を
経営する」という経営理念のもと、創業以来、事業活動を通じた社会的価値の創出に取り組んでまいりました。近年、気候変動・人口構造の変化・地域課題といった社会的テーマへの対応が企業に強く求められる中、当社はESG(環境・社会・ガバナンス)の視点と地域密着型経営の融合により、事業を通じて社会課題の解決に貢献していきます。
これからも、サステナビリティと企業価値の両立を追求し、すべてのステークホルダーに信頼される企業グループとして、持続的な成⻑を目
指してまいります。
人 財 育 成
顧 客 満 足
経営理念
中 期 経 営 計 画
内部統制・リスクマネジメント
サ ス テ ナ ビ リ テ ィ の 方 向 性
社員のため
社員の家族のため
顧客・取引先のため
株主のため
地域社会のため
ひいては国家のために当社を経営する
地 域 社 会 貢 献
社 員 と そ の 家 族 の 幸 せ の 追 求
顧 客 満 足 と 信 頼 の 積 み 重 ね
地 域 と と も に 歩 む 事 業 展 開
社 会 的 課 題 へ の 誠 実 な 対 応
環 境 配 慮
ガバナンス・法令遵守
Fuji Juta
次権利日 | 優待利回り | 貸借区分 | 前日終値 |
3月27日 (262日) | 0.4% (GL-6.1) | 貸借銘柄 | 683円 |
優待関係適時開示情報 |
中期経営計画の策定に関するお知らせ(25/05/02) |
優待基礎データ
利回り
利回り区分 | 利回り(1000株) |
---|---|
配当利回り | 0% |
優待利回り | 0% |
総合利回り | 0% |
※優待利回りについて、比較のために公称価格に対して独自に係数をかけています。例えば、カタログギフトは0.6倍、食品は0.5倍、自社商品は0.4倍などとなっておりますので優待利回りについてはご参考までにご覧くださいませ
株数毎の必要金額
株数 | 概算必要金額 |
---|---|
500株 | 約34万円 |
1000株 | 約68万円 |
5000株 | 約342万円 |
10000株 | 約683万円 |
一般信用関係データ
クロスコスト計算
前回権利日の一般信用在庫(過去30日間)
カブドットコム証券における過去1週間の抽選倍率
日付 | 抽選対象在庫 | 申込株数 | 抽選倍率 |
---|---|---|---|
25年7月08日 | 3600株 | 0株 | 0倍 |
25年7月07日 | 3600株 | 0株 | 0倍 |
25年7月04日 | 3600株 | 0株 | 0倍 |
25年7月03日 | 3600株 | 0株 | 0倍 |
制度信用関係データ
理論逆日歩
直近の逆日歩履歴
日時 | 逆日歩 | 日数 | 貸株超過 | 規制 |
---|---|---|---|---|
7月08日 | 0円 | -日 | - | |
7月07日 | 0円 | -日 | - | |
7月04日 | 0円 | -日 | - | |
7月03日 | 0円 | -日 | - | |
7月02日 | 0円 | -日 | - |
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