6087 アビスト

2024年2月22日
〒181-0013東京都三鷹市下連雀三丁目36番1号
ＴＥＬ0422-26-5960 URL https://www.abist.co.jp
（証券コード6087）
投資家向け決算説明資料
（2024年9月期第1四半期）

トップメッセージ
2
2024年2月投資家向け決算説明資料
－はじめに－
当社は、今まで多くの企業と共に設計開発を
行い、技術力・調整力・教育力を高め、友好な関
係性を築いてきました。
これに合わせてイノベーションセンターによる基
礎研究、AI・AR分野の研究開発を推進すること
で、高付加価値なソリューション提案を行ってい
きます。
そして、機械設計事業とシステム開発事業の両
分野において、デジタル技術を活用し、顧客の
潜在ニーズに応えるソリューション提案型企業
『デジタルソリューション企業』を目指してまいり
ます。
また、創業の精神「設計技術者が自らのため
に、ともに働き合う設計技術者集団の確立」にあ
るように、技術者が夢や希望を持ち、いきいきと
働ける環境を提供することでサスティナブルな社
会の実現に貢献し、持続的な成長を図っていき
ます。
株式会社アビスト
代表取締役社長進顕

3
ビジョン・事業ドメイン
①機械設計事業
設計を基軸にデジタル技術でモノづくりに貢献する事業
【アビストの強み】
・構想設計段階から参画
（設計の8割が決定されるといわれる重要な工程）
・設計業務を通じたメーカー⇔サプライヤー間の調整業務
➡CADオペレーションに留まらない範囲が独自の強み
➡潜在的な課題を把握
ソリューション提案
・設計ソリューション（自動設計など設計効率化ツール）
・解析ソリューション（試作レスへの取組み）
②システム開発事業
システム開発でビジネスに貢献する事業
【注力分野】
・情報システム開発（金融・社会・公共系）
・WEBサービス開発
・クラウドサービス開発
・組込み・制御ソフトウェア開発
全国的なIT人材不足からビジネスチャンス
➡積極的に拡大を目指す
（拠点から部門へ、執行役員配置）
【各事業に付加価値を与える組織】
イノベーションセンター（基礎研究、応用研究➡AR/AI）※AR技術を活用：ガス検知・足測定➡新規事業の機会探索
デジタルソリューション開発センター（開発研究）
課題
解決手法・技術
解決手法・技術
課題
ビジョン
デジタルソリューション企業デジタル技術を活用し、顧客の潜在ニーズに応えるソリューション提案型企業
事業ドメイン
2024年2月投資家向け決算説明資料
－はじめに－

元代表取締役会長進勝博氏の逝去に関するお知らせ
4
（2023年12月18日開示資料代表取締役会長の逝去および異動に関するお知らせ（訃報）」「主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」より）
2024年2月投資家向け決算説明資料
－はじめに－
2023年12月15日に代表取締役会長であり、筆頭株主でもありました進勝博氏が逝
去いたしました。これに伴い、同日をもちまして代表取締役を退任し、筆頭株主も異
動いたしました。会社業績見通しならびに今後の経営に関して影響はありません。
生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせを申し上げます。
なお、今後お知らせすべき事項が発生しましたら、直ちに公表させていただきます。
【株主名】【所有株数】【持株比率】
進勝博
650,000株16.3％
ＡＢＩＳＴ社員持株会
245,300株6.2％
日本マスタートラスト信託銀行株式会社（信託口）
183,100株4.6％
大宅清文
100,000株2.5％
日本生命保険相互会社
100,000株2.5％
小林秀樹
75,000株1.9％
進顕
75,000株1.9％
進里江
75,000株1.9％
大株主の状況（2023年9月30日）

II
I
課題への対策と今後の成長戦略
III
株主還元方針
IV
5
2024年2月投資家向け決算説明資料
業績の状況（2024年9月期第1四半期）
会社概要及び事業内容

業界の動向
6
2024年2月投資家向け決算説明資料
―業績の状況（2024年9月期第1四半期）―
経済情勢堅実な経済成長に向け、全国的な賃金上昇傾向が鮮明になる
自動車業界【生産活動】
・トヨタグループ会社の品質不
正による生産停止影響あり
・海外の景気減速懸念に留意
【R&D活動】
・脱炭素化に向けた世界的な流
れは持続しており、研究開発投
資は次世代技術の開発に向け
て継続
人材業界【案件】
・需要は堅調に推移
・特に、システムソフトウエア分
野にニーズあり
【人材採用】
・企業の雇用意欲回復により競
争激化
・賃金は上昇傾向

業績の概要
7
2024年2月投資家向け決算説明資料
業績
・売上高は、前年同期比5.0％の増収
・営業利益は、前年同期比31.3％の増益
⇒売上高は単価改善が進んだこと、効率的な人員配置により増収。
⇒営業利益は、増収効果と経費の未使用もあり、増益を確保。
今後は費用増が見込まれるため、計画数値は据え置き。
※引き続き国内賃金動向、経済動向に注意が必要。
課題
①人材確保
②単価改善
対策状況
①2023年11月に公表した取組みを着実に実行。リクルーター10人で
採用活動を実施。ネット媒体の強化を実施中。
②単価は上昇基調にあり、4月の契約改定に向け、交渉を継続。
―業績の状況（2024年9月期第1四半期）―

2023
年
9
月期
2024
年
9
月期
対上期
計画
2024
年
9
月期
2023
年
9
月期
2024
年
9
月期通期計画
第
1
四半期
（連結）
第
1
四半期
（単体）
対前年
同期比
進捗率上期計画通期実績通期計画対前年比
（百万円）（百万円）（％）（％）（百万円）（百万円）（百万円）（％）
売上高
2,3642,483105.051.74,8009,50810,100106.2
営業利益
243319131.3114.328071771098.9
経常利益
245320130.6114.328072871097.5
当期純利益
166203122.388.323071659082.3
EPS
（一株当た
り利益）
41.81
円
51.05
円－－
57.79
円
180.07
円
148.26
円－
2024年9月期第1四半期は増収増益
8
第19期2024年9月期第1四半期（実績）
2024年2月投資家向け決算説明資料
単位
（百万円）
2022年9月期2023年9月期
2024年
9月期
１Q２Q３Q４Q１Q
２Q3Q４Q
１Q
連結
連結連結連結連結
単体単体単体単体
売上高
2,3602,3112,2922,3992,3642,3332,3512,4602,483
営業利益
233139160205243154158162319
経常利益
275169164228245161158163320
当期純利益
177▲179011416631012788203
―業績の状況（2024年9月期第1四半期）―

第19期第1Ｑ（2023/12）
ﾄﾖﾀ自動車様
日野自動車様
ｽﾀﾝﾚｰ電気様
MHIさがみﾊｲﾃｯｸ様
三菱電機ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ様
小糸製作所様
ﾐｽﾐ様
ﾏﾂﾀﾞ様
日立ｿﾘｭｰｼｮﾝ様
本田技研工業様
1,561百万円
62.9％
取引先上位10社～上位取引先は安定的に推移
9
※アビスト単体
2024年2月投資家向け決算説明資料
第18期（2023/9）
ﾄﾖﾀ自動車様
ｽﾀﾝﾚｰ電気様
日野自動車様
MHIさがみﾊｲﾃｯｸ様
三菱電機ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ様
小糸製作所様
日立ｿﾘｭｰｼｮﾝ様
ﾏﾂﾀﾞ様
本田技研工業様
ﾐｽﾐ様
5,897百万円
61.5％
第18期第4Ｑ（2023/9）
ﾄﾖﾀ自動車様
ｽﾀﾝﾚｰ電気様
日野自動車様
三菱電機ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ様
MHIさがみﾊｲﾃｯｸ様
小糸製作所様
日立ｿﾘｭｰｼｮﾝ様
ﾏﾂﾀﾞ様
ﾐｽﾐ様
本田技研工業様
1,546百万円
64.0％
安定性の高い経営を目指し、
3つの方向性で取引先へ
アプローチ
①既存取引先からの受注拡大
②取引社数を広げるための新
規顧客開拓
③10位以下の自動車関連企
業へPR強化
上位10社の売上高比率はほ
ぼ横ばいで推移
―業績の状況（2024年9月期第1四半期）―

II
I
III
株主還元方針
IV
10
2024年2月投資家向け決算説明資料
業績の状況（2024年9月期第1四半期）
会社概要及び事業内容
課題への対策と今後の成長戦略

経営戦略上の課題の整理
11
営業利益売上高
売上原価
販管費
人員数
稼働率
単価
人件費
その他
物価上昇による経費増
（OA関連等）
↓
継続的な見直し・効率化
高稼働を堅持・・・〇
新卒：計画を下回る・・・×
経験者：採用手法の未確立・・・×
退職：低退職率を維持・・・〇
課題②
技術力に見合わない単価設定
国内物価との非連動性
全国的な賃金上昇
（今後への影響、潜在的懸念）
課題①
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

課題①単価改善に向けた取り組み
12
人材（請負・派遣事業）技術（主にソリューション事業）
【技術力に見合った案件への移行】
・高スキル技術者の高難度案件への配置
転換
【営業力の強化】
・高収益案件の発掘を強化
【高品質なサービス提供体制】
・技術者教育の充実➡付加価値向上
【単価の見直し】
・国内賃金上昇率を考慮した単価見直し
【高度なソリューション活用（AR/AI技術）】
・ARソリューション・設計ソリューション提供
による収益の獲得
・設計効率化ツールによる自社業務の効率化
開発スピードを加速させるため、部門横断型の
『研究開発会議』を発足（2023年11月）
➡プロダクトアウト・マーケットイン両面から
検証し開発リソースを最適化
⇔従来は、対応部門のみで対応
【デジタルソリューション企業としての
社内外ブランディング強化】
・経済産業省より『DX認定事業者』に選定
（2023年11月）
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

13
2024年2月投資家向け決算説明資料
課題①一人月売上高の推移
662
666
667
671
671
674
676
700
711
630
640
650
660
670
680
690
700
710
720
第17期1Q第17期2Q第17期3Q第17期4Q第18期1Q第18期2Q第18期3Q第18期4Q第19期1Q
（千円）
■請負業務・派遣業務を合わせた一人月売上高は、効率的な配置転換等により、
右肩上がりに推移。
■第19期1Qは単価改善が進捗し、前年同期比＋40千円と一人月売上高上昇に寄与。
➡引き続き単価改善を推進し、更なる売上高向上を目指していく。
※中期経営計画開始
－課題への対策と今後の成長戦略－

1,311
1,338
985
1,089
621
649
728
770
（200）
（100）
0
100
200
300
400
500
600
700
800
第18期1Q
2022/12
第19期1Q
2023/12
14
5,184
5,513
5,339
3,454
3,582
3,948
613
611
614
681
716
747
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
第16期
2021/9
第17期
2022/9
第18期
2023/9
請負業務
派遣業務
1人あたり売上
（千円/人）
（44.9%）
（55.1%）
売上高（百万円）
1人あたり売上
（千円/人）
売上高
（百万円）
（57.1%）
（42.9%）
■過去三ヵ年推移
■直近四半期と前年同期
2024年2月投資家向け決算説明資料
（40.0％）
（60.0%）（60.6%）
（39.4%）
（57.5%）
（42.5%）
請負業務
派遣業務
課題①業務形態別一人月売上高の推移
－課題への対策と今後の成長戦略－

2024年2月投資家向け決算説明資料
15
課題①一人当たり売上高に関する補足説明
【派遣】＜主に稼働時間・稼働率が一人当たり売上高へ影響＞
■企業の生産活動は高水準を維持、開発投資も拡大が続く。派遣業務への戦略
的な人員配置転換により売上高は前年同期比＋10.6%と増加。
■一人当たり売上高は単価改善効果が寄与し、649千円（前年同期621千円/人,
＋28千円）と上昇。
【請負】＜主に案件量（工数）に対する稼働員数が一人当たり売上高へ影響＞
■案件に対する取引先の難度・要求値が年々上昇。単価交渉の進捗もあり売上
高は前年同期比＋2.1%と増加。
■高単価のプロジェクトを厳選したことや受注量の増加により、一人当たり売上
高は770千円（前年同期728千円/人、＋42千円）と上昇。
－課題への対策と今後の成長戦略－

課題②人材確保に関する取組み
16
【自社採用の強み/弱みと今後の対策】
採用活動対策
強み多くの学校・先生方との関係性リクルーターの増強
（第18期2名➡第19期10名）
※兼務者は除く専任者数
弱みインターネット経由の応募少
（新卒・経験者）
ネット媒体の採用PR強化
採用専門コンサルタントの活用
【協業による人材確保】
協業先（パートナー企業）の関係性を強化
アビスト
パートナー
企業
アビスト品質の教育
技術者
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

70
75
80
85
90
95
100
600
700
800
900
1000
1100
1200
1300
技術者数稼働率稼働率（新卒除く）
稼働率（％）請負・派遣技術者数（名）
第16期
第11期
※技術者数＝請負＋派遣＋待機
第12期第14期
第13期
※稼働率＝（請負＋派遣）／（請負＋派遣＋待機）
コロナ下における若手技
術者教育期間の長期化
第18期
新卒技術者
研修の抜本的改革
第19期
課題②新卒を除く技術者稼働率は高稼働率を維持
17
高稼働率維持
（アビスト単体）
第15期
2024年2月投資家向け決算説明資料
第17期
－課題への対策と今後の成長戦略－

その他：営業利益向上への取り組み
18
会社計画営業利益の達成度に応じた評価指標の導入
常勤取締役2023年：業績連動賞与導入
管理職2024年：業績連動賞与導入予定
事業ポートフォリオの見直し
2024年3月末をもって３Dプリント事業の廃止を決定
高付加価値ソリューション事業へ経営資源を集中投資
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

中期経営計画の概要
19
第19期
（2024年9月期）
（2023年11月修正）
第20期
（2025年9月期）
（2022年11月開示）
第21期
（2026年9月期）
（2022年11月開示）
第22期
（2027年9月期）
（2022年11月開示）
売上高
10,10011,10011,90012,500
営業利益
7109001,1001,300
営業利益率
7.0%8.1%9.2%10.4%
経常利益
7109001,1001,300
当期純利益
590600740910
2024年2月投資家向け決算説明資料
（単位百万円）
（注） 中期経営計画において連結業績予想数値として発表いたしましたが、連結子会社吸収合併に伴い、非連結決算へ移行したこ
とから、上記予測数値は18期以降単体予測数値と同一となります。なお上記に記載した予測数値は、現時点で入手可能な情報に
基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予測数値と異
なる場合があります。
（2023年11月10日開示資料「中期経営計画の進捗状況について」、2022年11月9日開示資料「中期経営計画の変更に関するお知らせ」）
－課題への対策と今後の成長戦略－

46
142
146
39
53
275
438
649
680
958
1,293
1,492
1,620
816
1,351
900
1,100
1,300
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
11,000
12,000
13,000
第1期
2006/9
（6カ月）
第2期
2007/9
第3期
2008/9
第4期
2009/9
第5期
2010/9
第6期
2011/9
第7期
2012/9
第8期
2013/9
連
第9期
2014/9
連
第10期
2015/9
連
第11期
2016/9
連
第12期
2017/9
連
第13期
2018/9
連
第14期
2019/9
連
第15期
2020/9
連
第16期
2021/9
連
第17期
2022/9
連
第18期
2023/9
単
第19期
2024/9
計画
第20期
2025/9
計画
第21期
2026/9
計画
第22期
2027/9
計画
通期売上高（百万円）
通期経常利益（百万円）
1,892
4,074
4,587
3,929
3,671
4,091
4,361
4,720
5,300
6,215
7,387
8,169
8,761
9,362
11,100
836
11,900
12,500
20
9,128
9,265
617
9,021
請負化にて成長
次の成長に
向けた投資
成長加速
9,508
717
10,100
710
中期経営計画2027年9月期目標：売上高125億円・経常利益13億円
（2022年11月9日開示資料「中期経営計画の変更に関するお知らせ」より）
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

21
これまでの当社
状況の変化
①既存分野の付加価値創造
軽量化技術のブラッシュアップなど
最も重要な顧客ニーズの探索機会の
場
②独自技術の開発（解析やﾃﾞｼﾞﾀﾙｿ
ﾘｭｰｼｮﾝ）
デジタル推進部門によるソリューショ
ン実用化
③グローバル展開の必要性
当社自身も国際競争力をつけグロー
バルに展開
【独自技術開発を推進する戦術】
①技術研究機関
（イノベーションセンター）の設立
・ＡＩ/ＡＲの先進技術開発
・解析技術研究
②技術教育の改革
・先進技術を学べる場の提供
③自由闊達な組織風土
・新たなアイデアを出し合える組織
の醸成
・アイデアを実現する制度
顧客ニーズ
対応力
【アビストの強み】
顧客の顕在化され
たニーズへのきめ
細やかな対応力
顧
客
業
界
の
国
際
競
争
の
激
化
顧客
ニーズ
の高ま
り
顧客の
潜在的
ニーズ
への提
案力の
必要性
独自技術の開発
解析技術
ＡＲ技術
図面認識技術など
⇒ソリューション提案を
収益のもう一つの柱に
【再掲】中期経営計画と戦略の整理
技術者教育の拡充
新卒技術者の抜本的改革
既存技術者の再教育
経験者採用による技術
力の強化
新中計の戦略
17期～中計
継続戦略
（2022年12月23日開示資料「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について（計画期間の変更）」より）
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

22
【再掲】新たな戦略的取り組み
【新たな戦略的取り組み】
①既存事業の更なる発展や付加価値の創造
・軽量化技術の発展（EV化により車体軽量化ニーズなど）
・ソフトウエアや電子部品開発、組込/制御ソフト開発の分野拡大（自動車の電気制御化）
・環境配慮設計（リサイクル配慮構造や廃棄物管理しやすい構造）
②解析事業の拡大
・解析ソリューションの深化（解析ノウハウ蓄積、実機データとの整合性検証）
・試作レスに資するソリューションの提供（解析×ARなど）
③顧客向けデジタルソリューションの複数展開
・設計に関連する新しいアイテムの継続的な開発
④オフショア開発を含めたグローバル展開
【戦略的取り組みを実現させる施策】
■経験者採用を含めた即戦力となる技術者の獲得
■技術者教育の抜本的見直し
■資本提携・事業提携の推進
■システム入替による業務効率性向上
（2022年12月23日開示資料「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について（計画期間の変更）」より）
2024年2月投資家向け決算説明資料
－課題への対策と今後の成長戦略－

2024年2月投資家向け決算説明資料
23
DiffAR
DiffARはパンフレット、PR動画が完成し、既存顧客に向けて提案を開始
iPad上で対象物と3D-CADモデルを重ね合わせ、形状の差異をAR技術にて
リアルタイムに表示できるアプリケーション「DiffAR」は精度を向上させると
共に既存顧客に向けた提案を開始。紹介映像をご覧ください。
https://youtu.be/C1tVo9IFRUo
－デジタルソリューション開発事例－

24
設計、テスト自動化ソリューション
2023年6月14日プラスゼロ社と共同で「生成AIとAEIを組み合わせて製造業の品質・生産
性を向上」を発表しました。
2024年2月投資家向け決算説明資料
－デジタルソリューション開発事例－

2024年2月投資家向け決算説明資料
25
●断面自動作成ツール
設計支援ソリューション開発事例
指定のルールに基づき断面図を繰り
返し自動作成し、図面化するツール。
現在社内利用中。
●干渉チェックツール
CADデータを元に干渉箇所を特定し、レ
ポート作成と図面表示を行う。
現在社内利用中。
入力した３D 形状の部品同士の干渉個所をチェック
Excel形式でレポート出力
干渉部分を強調表示
設計支援ソリューション開発事例
－デジタルソリューション開発事例－

2024年2月投資家向け決算説明資料
26
●休退職予測ツール
AIソリューション開発事例
社員の勤怠情報から休職リスクを予想。
予測に至った理由も表示することがで
きる。現在、社内でテスト運用中。
●メール自動仕分けツール
受信メールの特徴量をユーザー情報や
キーワードなどから抽出し、「要対応」と
「対応不要」に分別する。現在社内運用
中。
AIソリューション開発事例
－デジタルソリューション開発事例－

2024年2月投資家向け決算説明資料
27
ARソリューション開発事例
●仮想配管アプリ
ARソリューション開発事例
現実空間をスキャンし、AR空間上に配
管を作成。現場などその場で配管を設
計することが可能。
●３Dスキャン/人体の３Dモデル設計
iPad等を用いた高精度な３Dスキャン技術
を開発。現在、iphoneなどで足を撮影する
ことにより、足の形や大きさを計測するア
プリを開発中。
－デジタルソリューション開発事例－

II
I
課題への対策と今後の成長戦略
III
株主還元方針
IV
28
2024年2月投資家向け決算説明資料
業績の状況（2024年9月期第1四半期）
会社概要及び事業内容

継続的・安定的な配当で株主還元
29
－株主還元方針－
当社は、株主様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置づけ、継続的かつ安定的
な配当を実施することを基本方針としております。配当政策につきましては、事業拡大のための設備
投資などを目的とした内部留保の確保と配当の安定的拡大を念頭におき、財政状態及び利益水準
を勘案した上で当期純利益の35％以上（配当性向35％以上）を毎期配当していくことを原則としてお
ります。
配当
基準期年間配当金
2023年9月期102円
2024年9月期（計画）102円
2024年2月投資家向け決算説明資料

アビストの株主優待制度
30
－株主還元方針－
2023年9月末（通期期末）の株主様を対象に保有株
式数に応じて以下のとおりポイントを贈呈させていた
だきました。ポイントをお米やブランド牛などのこだわ
りグルメ、スイーツや飲料類、銘酒、家電製品、選べ
る体験ギフトなど、5,000種類以上の商品からお好み
の商品をお選びいただけます。
保有株式数
（2024年3月末株主名簿）
「浸みわたる水素水」贈呈数
（500ml×30本＝1ケース）
1,000株以上5ケース
200株以上1,000株未満2ケース
100株以上200株未満1ケース
②「浸みわたる水素水」
①「アビスト・プレミアム優待倶楽部」
保有株式数
（2023年9月末株主名簿）
優待ポイント数
300株～399株5,000ポイント
400株～499株15,000ポイント
500株～1,999株30,000ポイント
2,000株～9,999株50,000ポイント
10,000株以上60,000ポイント
2024年3月末（中間期末）の株主様に、
「浸みわたる水素水」（H＆F熊本工場製造）
を、以下のとおり贈呈させていただく予定です。
2024年2月投資家向け決算説明資料

II
I
デジタルソリューション開発事例
III
株主還元方針
IV
31
2024年2月投資家向け決算説明資料
業績の状況（2024年9月期第1四半期）
会社概要及び事業内容

創業の精神、社名「ABIST」について
－会社概要及び事業内容－
2024年2月投資家向け決算説明資料
創業の精神
設計技術者が
設計技術者のために働き合う
設計技術者の集団を確立する
社名の由来
Ambition志（こころざし）を
ist成し遂げる人
32

事業目的・経営理念
33
－会社概要及び事業内容－
2024年2月投資家向け決算説明資料
当社は事業の基本方針を定めた３つの事業目的を掲げ、
長期的、普遍的な会社の価値観、存在理由として３つの経営理念を定めています。

「信頼の和の六輪づくり」
34
－会社概要及び事業内容－
2024年2月投資家向け決算説明資料
当社の大切な企業文化として、「信頼の和の六輪づくり」に取り組んでいます。

会社概要
35
会社名株式会社アビスト（英訳名ABIST Co.,Ltd.）
設立2006年3月17日（事業開始日1998年2月1日）
資本金1,026百万円
本社東京都三鷹市下連雀三丁目36番1号トリコナ5階
代表者名進顕
事業内容工業設計技術サービス事業
【請負、技術者派遣】（機械設計開発、システム・ソフトウェア開発、電気・電子設計開発、
ＡＩ/ARソリューション）、３Ｄプリント事業、３Ｄ-ＣＡＤ教育事業、不動産賃貸事業
美容・健康商品製造販売事業
事業所第一東京支店、第二東京支店、東京システム支店、宇都宮支店、名古屋支店、広島支店、
トヨタ支店、第二東京サテライト、京都営業所、福岡事務所
豊橋AM事業所、H&F熊本工場、イノベーションセンター、デジタルソリューション開発センター
従業員数1,262名（2023年12月31日現在）
2024年2月投資家向け決算説明資料
－会社概要及び事業内容－

会社沿革
36
－会社概要及び事業内容－
年月事項
1998
年
2
月
旧日本ビジネス開発株式会社エンジニアリング事業本部を設置し、技術系のアウトソーシング事業開始
2006
年
3
月
ＪＢＳエンジニアリング株式会社（現株式会社アビスト）を設立し、旧日本ビジネス開発株式会社よりエンジニアリング事業譲受
2007
年
2
月
株式会社アビストに商号を変更
2010
年
5
月
本社ビル（アビストビル）の購入に伴い本社を東京都渋谷区に移転
2013
年
3
月
子会社として株式会社アビストＨ＆Ｆ（現連結子会社）を設立
6
月
本社事務所を東京都中野区に移転し、アビストビルは全館賃貸ビル化
12
月
東京証券取引所ＪＡＳＤＡＱ（スタンダード）に上場
本社を東京都渋谷区から東京都中野区へ移転
2014
年
9
月
東京証券取引所市場第二部へ上場市場変更
2015
年
3
月
3
Ｄプリント事業を開始（神奈川県海老名市）
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
2017
年
6
月
受付電話ロボット「ａｂｉｔｅｌ（アビテル）」発売開始（コミュニケーションロボット開発・販売事業）
7
月
3
Ｄプリント事業拠点を新規開設（愛知県豊橋市）
2018
年
3
月
品質マネジメントシステム「ＥＮ
9100
：
2016
」を認証取得
[
認証事業所：
3D
プリント事業部
（
愛知県豊橋市
）]
5
月
コミュニケーションロボット開発・販売事業より撤退
2024年2月投資家向け決算説明資料

会社沿革
37
－会社概要及び事業内容－
年月事項
2019
年
3
月
ＡＩソリューション事業を開始
ベトナム法人RikkeisoftCompany社と業務提携
5
月
本社を東京都三鷹市に移転
8
月
医療機器製造業許可を取得
[
登録事業所：
3D
プリント事業部豊橋事業所
]
2021
年
10
月
品質マネジメントシステム「ＩＳＯ
9001
：
2015
」を認証取得
[
認証事業所：東京受託室
（
東京都豊島区
）
・豊橋事業所
（
愛知県豊橋市
）]
2022
年
4
月
東京証券取引所プライム市場へ移行
10
月
進勝博が代表取締役会長、進顕が代表取締役社長に就任
イノベーションセンターを設立
2023
年
2
月
株式会社アビストH&Fを吸収合併
10
月
東京証券取引所スタンダード市場へ移行
11
月
経済産業省から「DX認定事業者」に認定
12
月
代表取締役会長進勝博が逝去
2024年2月投資家向け決算説明資料

技術社員合計1,132名
営業拠点事業本部
第一東京支店（271名）第二東京サテライト（32名）
第二東京支店（97名）宇都宮支店（83名）
東京システム支店（106名）本部・採用他（25名）
事業運営体制（2023年12月31日現在）
38
従業員構成
（2023年12月31日現在1,262名うち女性社員155名）
2023年度新卒社員数40名
地図CraftMAP
営業拠点事業本部
名古屋支店（109名）
トヨタ支店（278名）
広島支店（76名）
京都営業所（58名）
福岡事務所（28名）
－会社概要及び事業内容－
機械設計開発等956名
システム・ソフトウェア開発等123名
教育・待機等53名
1,132名
（うち女性社員106名）
ソリューション提供技術社員
1,002名
教育・待機等
53名
営業・間接部門等
130名
技術社員計
技術開発拠点
デジタル推進部門（19名）
デジタルソリューション開発課（5名）
イノベーションセンター（12名）
2024年2月投資家向け決算説明資料
本社他（48名）
豊橋AM事業所（9名）
H&F熊本工場（7名）
人材開発拠点
教育管理部門他（32名）

設計開発アウトソーシング事業
売上高9,341百万円
その他事業
売上高255百万円
事業内容
（売上高:2023年度9月期実績）
39
2.システム・ソフトウェア開発
3.電気・電子設計開発
美容・健康商品製造
販売事業
売上高128百万円
３Ｄプリント事業
売上高66百万円
（廃止予定）
不動産賃貸事業
売上高60百万円
2024年2月投資家向け決算説明資料
－会社概要及び事業内容－
1.機械設計開発
デ
ジ
タ
ル
ソ
リ
ュ
ー
シ
ョ
ン

得意分野は自動車用ランプ、内装、ボデー設計
40
－会社概要及び事業内容－
ランプ
ＨＶ・ＥＶ関連
電装部
品
機能部品
内装
ボデー
2024年2月投資家向け決算説明資料
38%
21%
41%
売上に占める領域別割合
（２０２３年度実績）
ボデー・内装・
ランプ
電装品・機能部
品・HV/EVなど
その他

41
－会社概要及び事業内容－
＜主な設計活動：当社社員対応業務＞
◆要件定義から運用保守まで広範囲な業務プロセスをカバー
（
基
本
設
計
・
詳
細
設
計
な
ど
）
設
計
（
要
求
分
析
・
要
件
定
義
な
ど
）
要
件
定
義
設計開発アウトソーシング事業とは
（システム・ソフトウェア開発）
（
結
合
テ
ス
ト
・
総
合
テ
ス
ト
な
ど
）
テ
ス
ト
（
シ
ス
テ
ム
の
業
務
利
用
開
始
）
シ
ス
テ
ム
運
用
開
始
（
機
器
導
入
・
設
定
な
ど
）
イ
ン
フ
ラ
構
築
（
プ
ロ
グ
ラ
ミ
ン
グ
な
ど
）
プ
ロ
グ
ラ
ム
開
発
（
シ
ス
テ
ム
・
ソ
フ
ト
ウ
ェ
ア
企
画
）
企
画
（
障
害
対
応
・
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
な
ど
）
運
用
保
守
（
ユ
ー
ザ
ー
に
よ
る
業
務
利
用
）
業
務
運
用
2024年2月投資家向け決算説明資料

2024年2月投資家向け決算説明資料
42
－会社概要及び事業内容－デジタル推進部門
デジタル推進部門のビジョン

2024年2月投資家向け決算説明資料
43
アビストのソリューション技術
－会社概要及び事業内容－デジタル推進部門

H&F熊本工場では、自社商品の水素水製造販売、および大手メーカーのOEMを受託
44
自社飲料品の製造販売、およびＯＥＭ受託
高濃度水素＆シリカ含有
2024年2月投資家向け決算説明資料
－会社概要及び事業内容－美容・健康商品製造販売事業

アビストにおけるＳＤＧｓとＥＳＧ
2021年9月にサステナビリティ委員会を設置
社会課題への取り組みを推進しています
45
2024年2月投資家向け決算説明資料
Ｓｏｃｉａｌ（社会）
・エンジニアがいきいきと働ける場を提供
・データの力で快適な社会を提供
Ｇｏｖｅｒｎａｎｃｅ（企業統治）
・質の高い教育を提供
・全ての人が活躍できる場を提供
Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔ（環境）
・技術者集団アビストだからできる技術で環境に貢献
・カーボンニュートラルに貢献
－会社概要及び事業内容－

人的資本に関する開示（2023年9月期実績値）
46
2024年2月投資家向け決算説明資料
研修受講者数（延べ）
2,447人
目標（2027年）3,000人
研修受講者時間/人
32時間/半年
目標35時間/半年
女性社員数
146人
目標（2026年3月）181人
女性管理職比率
4.1%
目標（2027年9月）7%
男女賃金格差
79.1％
男性育休取得率
34.8%
目標（2023年8月～
2025年7月）50%以上
退職率
7.6%
目標5％以下
新卒採用数
40人
目標（2023年10月～
2027年9月）283人
－会社概要及び事業内容－

47
総株主数20,178人（2023年9月末）
【株主名】【所有株数】【持株比率】
進勝博
650,000株16.3％
ＡＢＩＳＴ社員持株会
245,300株6.2％
日本マスタートラスト信託銀行
株式会社（信託口）
183,100株4.6％
大宅清文
100,000株2.5％
日本生命保険相互会社
100,000株2.5％
小林秀樹
75,000株1.9％
進顕
75,000株1.9％
進里江
75,000株1.9％
ＢＢＨＦＯＲＦＩＤＥＬＩＴＹＬＯＷ－ＰＲ
ＩＣＥＤＳＴＯＣＫＦＵＮＤ（ＰＲＩＮＣＩＰ
ＡＬＡＬＬＳＥＣＴＯＲＳＵＢＰＯＲＴＦ
ＯＬＩＯ）
72,614株1.8％
大宅ヤイ子
60,000株1.5％
84.5
8.0
1.8
1.2
4.5
0%
25%
50%
75%
100%
総株主数20,178人
所有株式
数（株）
構成比
（%）
自己名義
株式
418 0.0
外国法人
等
179,588 4.5
その他の
法人
46,748 1.2
金融商品
取引業者
73,329 1.8
金融機関
316,900 8.0
個人・
その他
3,363,017 84.5
合計
3,980,000100
2024年2月投資家向け決算説明資料
－会社概要及び事業内容－

主な株価指標
48
東証スタンダード
平均（※）
株価
2024年2月21日終値3,165円-
発行済株式数
2024年2月21日現在3,980千株-
時価総額
2024年2月21日終値12,597百万円-
EPS（一株当たり当期純利益）2024年9月期（計画）148.26円-
BPS（一株当たり純資産）2023年12月期末1,638.13円-
配当金
2024年9月期（計画）102.00円-
PER（株価収益率）株価÷EPS（直近期末）17.58倍16.35倍
PBR（純資産倍率）株価÷BPS（直近期末）1.93倍1.02倍
配当利回り
配当金（計画）÷株価3.22％2.19％
ROE（自己資本利益率）当期純利益÷自己資本9.05%
（※）東証スタンダード平均の株価指標は2024年2月21日終値
当社株価指標
2024年2月投資家向け決算説明資料
－会社概要及び事業内容－

お知らせ
49
－おわりに－
2024年2月投資家向け決算説明資料
当社のIR活動についてご質問事項やご要望等がございましたら、下記
アドレスにメールをお送りいただきますようお願いいたします。
お問合せ先：広報室
Ｅメール：pr@abist.co.jp

本資料は、当社の会社内容に関する情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資を勧誘することを目的と
したものではありません。
本資料は作成日現在のデータ等に基づいて作成されており、本資料に記載された意見等は、資料作成時点の当社の判断によるも
のです。当社は、本資料に記載した情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後、予告なしに変更されることが
ありますので予めご了承ください。
（本資料に関するお問い合わせ先）
〒181-0013東京都三鷹市下連雀三丁目36番1号
株式会社アビスト広報室
TEL 0422-26-5960E-mail pr@abist.co.jp
当社ホームページのご案内https：//www.abist.co.jp
※当社IRサイトでは、株主・投資家の皆様に様々な参考情報をご提供しておりますので、
是非ご参照ください。
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