【長期保有特典】継続保有制限の攻略法

優待記事

継続保有制限の攻略法

近年、株主優待のクロス取引を行う人が増えたことに伴い、株主優待の贈呈条件として継続保有制限を課する企業が増加しています。

下記のリストは継続保有制限のある株主優待銘柄の一部ですが、優待利回りが1%を超える優待銘柄も多く存在し、無視するにはもったいない状況になりつつあります。

また、これらの継続保有制限銘柄は通常のクロス取引では優待を取得できないため、通常の優待銘柄と比較して、一般信用の在庫が取りやすいというメリットもあります。

優待月
code
銘柄名
優待内容
優待利回り
必要金額
優待月コード#N/A内容No#N/A
9月優待2340極楽湯HD【100株】無料入浴券 4枚4.61%#VALUE!
3月優待8742小林洋行【100株】お米券 2kg3.14%#VALUE!
3月優待7859アルメディオ【100株】クオカード500円相当2.84%#VALUE!
3月優待2139中広【100株】クオカード 1000円相当2.62%#VALUE!
11月優待8095イワキ【100株】化粧品などから選択 3000円相当2.10%#VALUE!
4月優待7605フジ・コーポレーション【200株】三菱UFJニコスギフトカード5000円相当1.99%#VALUE!
6月優待3299ムゲンエステート【100株】クオカード1000円相当1.96%#VALUE!
3月優待3202ダイトウボウ【1000株】クオカード 2000円相当1.94%#VALUE!
3月優待4409東邦化学工業【100株】クオカード1000円相当1.83%#VALUE!
5月優待3645メディカルネット【100株】クオカード1000円相当1.82%#VALUE!

継続保有制限の基本

継続保有制限の条件をクリアするためには、まず基本として「同一株主番号」をクリアする必要があります。

株を購入するとその企業の株主名簿に自分の名前が掲載されるのですが、その際に株主番号が割り振られます。「同一株主番号」とは、この株主名簿の番号が「決められた年数の間ずっと同じ番号」であるということです。

「決められた年数の間ずっと同じ番号」であるかの確認は、下記の図のように各企業が基準日を設け、その日に株主番号をチェックしています。多くの企業は決算日などで設定されています。

株主番号はその企業の株主名簿に掲載されている間は変化がありません。しかし、一度その企業の株を全て売却し、株主名簿から名前が消えてしまうと、株主番号が変わってしまいます。

これは、新たに株を購入した場合、新しく株主名簿に名前が記載されるタイミングで新しい株主番号が割り振られるためです。

そのため、多くの企業が自社の株が長期保有してもらえているかの判定に、この「株主番号が変わっていないかどうか」を利用しています。

また、企業によっては「株主番号が変わっていないか」だけではなく、任意の日の保有株数などを追加条件としている場合もあるので、各優待銘柄のウェブサイトや適時開始情報をチェックする必要があります。

「同一株主番号」をクリアするために

継続保有制限の基本である「同一株主番号」をクリアするためには、継続してその企業の株を保有し続けるというのが正攻法です。

しかし、単元株(多くの場合は100株)を保有するとなると、一つの企業につき「数十万円の恒久的な資金拘束」と「数万円単位の価格変動リスク」を負うことになり、単なる長期保有優遇の優待取得のために負うリスクとしては割に合いません。

そこで出てくるのは、1株単位で取引ができる端株の活用です。

たった1株でも株を保有していると、株主名簿からは抹消されないという仕組みを利用することで、端株を使って「同一株主番号」という条件をクリアすることができます。

この方法によって、端株で長期保有している銘柄については、権利日のクロス取引だけで優待の権利を得ることができるようになります。(※端株だけではダメな銘柄もありますのでご注意ください

この端株を活用すると、一つの企業につき「資金拘束も数百~数千円」と「価格変動リスクも数十~数百円単位」と一気に魅力的な水準まで近づきます。

先ほどの銘柄の場合、端株の必要金額は下記のようになります。

銘柄名
優待内容
端株必要金額
#N/A内容#N/A
極楽湯HD【100株】無料入浴券 4枚304円
小林洋行【100株】お米券 2kg266円
アルメディオ【100株】クオカード500円相当171円
中広【100株】クオカード 1000円相当370円
イワキ【100株】化粧品などから選択 3000円相当571円
フジ・コーポレーション【200株】三菱UFJニコスギフトカード5000円相当1,220円
ムゲンエステート【100株】クオカード1000円相当495円
ダイトウボウ【1000株】クオカード 2000円相当100円
東邦化学工業【100株】クオカード1000円相当529円
メディカルネット【100株】クオカード1000円相当534円

端株投資の証券会社の選び方

端株の投資をするためには端株の投資に対応している証券会社を利用する必要があります。

いままでは、既存証券会社としてSBI証券、マネックス証券、岡三オンライン証券、野村證券が端株投資に対応していましたが、下記の通り、手数料がかなり割高でした。

特に、株価が1,000円未満の銘柄では、数十~数百円単位の手数料でも購入金額/手数料比が極めて高くなり、非効率な投資手法とならざる得ない状況でした。

銘柄名
購入金額
SBI証券
マネックス
岡三オンライン
野村証券
#N/A#N/A165円165円330円550円
極楽湯HD304円55円52円220円550円
小林洋行266円55円52円220円550円
アルメディオ171円55円52円220円550円
中広370円55円52円220円550円
イワキ571円55円52円220円550円
フジ・コーポレーション1,220円55円52円220円550円
ムゲンエステート495円55円52円220円550円
ダイトウボウ100円55円52円220円550円
東邦化学工業529円55円52円220円550円
メディカルネット534円

しかし、2019年に端株投資をメインに据えた証券会社である「ネオモバイル証券」と「LINE証券」がサービスを開始し、非常にコストを抑えた端株投資ができる環境が整ってきました。

各々の証券会社の特徴をまとめると下記のとおりです。

ネオモバイル証券は、累計50万円の取引までは手数料が220円定額となるため、長期保有狙いの投資であれば、ほぼ最低額の220円ですべての投資を賄うことができるでしょう。

また、毎月の手数料220円に対して200円分のTポイントが付与されるため、実質的には20円ほどの負担で累計50万円までの長期保有狙いの端株投資ができるので非常に優秀な証券会社です。

ネオモバイル証券は月ごとの定額となるので取引がなくても定額の220円(Tポイントで200ポイント)がかかります。なお、利用しない月は休止手続きをとれば休止期間中は手数料がかかりません。

LINE証券は、定額制であったネオモバイル証券と異なり、取引ごとにスプレッドとして取引額の0.2~0.4%(日中)が発生する従量制の料金体系となっています。また、端株取引ができる銘柄が1,015銘柄と限られていることに注意が必要です。

手数料としては、長期保有狙いの銘柄が数銘柄で累計1万円程度であれば、手数料は20~40円程度とネオモバイル証券の定額制よりも安くなるので有利になります。

また、注意しておきたい点として、LINE証券からLINE PAYへの出金であれば無料ですが、銀行へ出金するする際に手数料(220円)が発生します。ネオモバイル証券は無料ですので資金移動を考えた際には注意しておきたい点です。

上記の通り、両証券会社の大きな違いは「定額制」か「従量制」という部分が大きいところとなります。

ここで優待銘柄の継続保有制限をクリアするという点を考えると、各銘柄につき1株しか購入する必要がないことから、コスト面では両証券会社ともにそれほど気にする必要はないと思います。

端株投資の証券会社を選ぶにあたって気にすべき点としては、

ネオモバイル証券については、取引の有無にかかわらず定額220円の手数料が発生するため利用しない月は休止手続きをとる必要があるという点です。

これは完全なデメリットというわけではなく、休止手続きさえとっていれば手数料は発生しないですし、仮に忘れてしまってもTポイントで9割ほど還元されるので、気をつけないといけない点という認識程度でよいと思います。

ネオモバイル証券については、50万円までの定額制となるので、継続保有制限のある銘柄を一気に取得し、その後休止手続きをとるという方法が一番よい使い方かもしれません。

一方で、LINE証券については、まず取扱銘柄数という問題があります。

LINE証券では端株投資ができる銘柄数が1,015銘柄しかなく、そもそも自分が端株投資をしたい銘柄の取り扱いがあるのかを確認しておくことが極めて重要です。LINE証券のウェブサイトに取扱銘柄がリストアップされているのでチェックしてみてください。ネオモバイル証券では原則すべての銘柄の取り扱いがあるのでこの辺りは考える必要はありません。

また、出金手数料が220円と取引にかかるコストと比較して相対的に高額なのも頭に置いておく必要があります。基本的に長期優待を目的とした端株投資の場合、株の売却及び出金というのはあまり発生しないのでそれほど考慮する必要はありません。

LINE証券については、上記の2点を考慮する必要がありますが、ネオモバイル証券のような月額手数料制ではなく、気になったときに少額でその都度端株投資ができることから普段から使いやすいという点は有利な点だと思います。

上記をまとめると下記のような表となります。

継続保有制限の攻略法のまとめ

継続保有制限のある優待銘柄は、端株を取得してから実際に優待が受け取ることができるようになるまで半年から数年単位の時間が必要です。

そういった意味では継続保有制限のある銘柄の端株投資は「種まき」のようなものであり、端株投資をするタイミングを考えるより、思いついた際に種まきをしておくことで、数年後に果実として「利回りの高い優待」という果実を受け取れるというものです。

端株投資自体に資金はそれほど必要としないですし、上記の端株メインのスマホ証券は、身分証明書の写真などをスマホで送るだけで簡単に口座開設ができるので、是非この機会に検討してみてはいかがでしょうか?

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継続保有制限の銘柄一覧(利回り順)

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